トレーニングプログラム
基礎、中級、上級のすべてのコースで、次の3つの領域の学習が行われます。
基礎コースでは「知識」について重点的に学んでいきます。中級コースでは「スキル」について、上級コースでは、「態度」について重点的に学んでいきます。
コースが基礎から中級、上級と進むに従って、それまでに学んだ「知識」「スキル」「態度」はさらに深められていきます。
学習方法
トレーニングは、「行動して学ぶ」「体験して学ぶ」「理解して学ぶ」「観察して学ぶ」という多様な学習方法を組み合わせて行います。
- 行動して学ぶ
トレーニングの中で、受講生は同じグループの仲間のためにコンステレーションを実際に(一部分)ファシリテートします。クライアントとなる受講生は、グループの学びのために、実際の自分のイシューを提示することが求められます。そのようなコンステレーションで解決策が導かれることもありますが、それが目的ではありません。それよりもコンステレーションについてのグループでの学びを深めることがねらいです。 - 体験して学ぶ
受講生は、様々なイシューのコンステレーションにおいて、鍵となる役割の代理人を経験することで学びます。また、あるコンステレーションに登場する全ての代理人をひとつずつ体験しながらコンステレーションの「場:フィールド」を探求していきます。自身の人生の実際のイシューについて、講師からの様々な働きかけを体験します。さらに、コンステレーションの「場:フィールド」や、ある家族の「場:フィールド」をより繊細に感知することも経験します。さらに、自分自身の意識状態が、クライアントのフィールドにどのように作用するか、また、自分の態度がクライアントにどう影響するかについても、体験しながら学んでいきます。 - 理解して学ぶ
受講生は、多くの場合、苦痛を強いる行動を家族の中で発生させる、私たちの社会的・本能的なメカニズムが、実は家族が生き延びる確率を高めていることについて学びます。個人の人生にも、家族の歴史にも現れる、苦痛のメカニズムについて深く理解することで、受講生はクライアントを助けたいという単純な思いを手放し、代わりに、その苦しみが、実はクライアントが自らの存在の意味を見つけ、成長し、そして自身についての深い理解を見いだすためのリソースになっているということを受講生自身が理解し、さらにクライアントがそれを理解するよう助けることができるようになります。そのような見方を理解することで、虐待のパターンや依存症のパターン、被害者・加害者のパターンをより深く理解することができるようになります。 - 観察して学ぶ
受講生はインターンシップの時に、一般向けのワークショップでファシリテーター(講師)がどのようにワークするのかを観察しながら、また、ワークショップ後に行われるファシリテーションについての説明を聞くことで学んでいきます。また、トレーニングブロックで、講師のデモンストレーションを観察しながら学びます。さらに、エクササイズグループやトレーニングブロック時に、同級生が実際にファシリテートしているのを観て学んでいきます。
上で述べた学習方法はスキルを習得するのにとても効果的です。また、態度を学ぶための助けになります。そして、受講生は講師の説明やレクチャーを通してたくさんの知識を身につけていきます。
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