インタビューでどのように5種類のスキルを使用するか
コンステレーションを始める前のインタビューには二つの目的があります。
- エネルギー的に明確なイシューを認識する
- 家族の歴史についての情報を得る
イシューが明確で、クライアントが自分のイシューとコンタクトしているとき、コンステレーションは明快さと方向性を持ち、クライアントが見る必要があるものを明らかにし、解決が可能な場合はそれを示してくれます。
コンステレーションを始める前のインタビューで必要な具体的なスキルは次の通りです。
- クライアントが自分のイシューとコンタクトできるよう、的を絞った質問をする
- システム的な手がかりを認識できるよう二つの耳で聴く
- 圧倒されることなくイシューをホールドできる
- クライアントが二次感情に溺れるのをやさしく止めさせる
- 物語に入り込まず、核心に集中するよう促す
- クライアントのフィールドに引き込まれないようにする
インタビューで最も大切なスキルは、クライアントともグループとも繋がりを保ちながら(コンタクトしながら)、自分の身体感覚にも繋がっていること、そして自分自身のプレゼンス・中立性・自分の感情への気づき・クライアントへの反応の様子をモニタリングすることです。始めからそのようにすることで、クライアントのフィールドに引き込まれずに、自分の中心を保つことができます。その中立・プレゼンス・気づきの場所にいることで、クライアントの意識状態を客観的に観察することができます。そうすることにより、クライアントがイシューによりフォーカスし、コンタクトするのを促進するにはどんな質問をしたらいいのか自ずと分かってくるでしょう。(コンステレーションを展開している間も、自分の中心を保つこと、すなわち、グラウンディングし続けることは必要です。)
"二つの耳で聴く"とは、クライアントが自分について語ることに耳を傾けながら、同時にファシリテーターが自分自身に『これは家族システムの中の誰が言っている言葉だろうか』と問いかけることを指します。クライアントは、自分の家族システムの中で、自分よりも前のどこかの世代の誰かに共鳴していることがあり、それによってその誰かが経験した感情や信念そして物の見方まで、まるで自分自身のものであるかのように感じていることがあります。
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