4種類のフィーリング、感情の区別

どのような療法であろうと、セラピストが4つの感情の違いを知り、クライアントが示している感情がどれにあたるのかを見分けることは大切です。それぞれの感情は、ファシリテーターからの、それぞれ異なる反応を必要とします。これらの感情の見極めをせずに行われる介入は、クライアントを援助するよりも害を及ぼすことがあります。それら4つの感情とは以下のとおりです:

  1.   一次感情
  2.   二次感情
  3.   引き継いだ感情
  4.   メタ感情

一次感情とは、起きている状況そのものへの直接的で、適切な感情的反応です。それは状況に応じて、怒りや共感、落胆、恐怖、憤慨、悲しみ、絶望、悲嘆などがあります。

二次感情とは、過去を想起し、再体験することで生まれる感情です。二次感情は、何度も繰り返し体験することがよく見られます。一次感情のうちの多くが、二次感情としても現れることがあります。

引き継いだ感情とは、年長の家族の誰かから無意識に引き継いだ感情です。この感情を見分けられないと、どんなことを試しても全くクライアントの助けにならない、といったことが起こり得ます。

メタ感情とは、厳密には感情ではありません。それらの例としては、希望・勇気・力・忍耐・愛・統合・受容・謙遜・満足・感謝・成就、などがあります。

どのようにしてこれらの感情を見分け、取り扱うかを学びます。

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