集合的意識の場:フィールドについての理解

ある文化、国、人種、宗教はそれぞれ意識のフィールドを共有しています。国にも性質があり、ある国籍の人々は他から見てもわかるような、基本的な雰囲気や、態度、人生に対する価値観を共有しています。それは、彼らの意識の集合体です。それは固有のフィールドを生み出し、そのフィールドとは、人々が周波数を合わせるラジオ局のようなものです。

家族それぞれにも、固有の意識フィールドがあります。ですから、ファシリテーターやセラピストとして、意識のフィールドについて以下の内容を理解しておくことが求められます

意識フィールドには特定の盲点が存在する

どんな意識フィールドも、現実のある部分は盲点となり見えなくなります。外部からは明白な事実が、フィールドの内側にいると、見ることも認識することもできなくなります。

これは例えばある宗教の宗派に属する人々の間に顕著に見られます。しかし、洗脳された団体などの極端なケースに限定されるわけではありません。どのような社会も、文化集団もさらには国も、他の文化圏や国々にはない独自の盲点を持ち合わせています。

意識フィールドはあなたを引き入れます

原住民に近づく人類学者に見られるある現象があります。西洋的なアイデンティティを手放して、原住民の一人として生活に加わり、一員として認められ、生活や物の見方や現実の受け止め方、信念や習俗まで取り入れることをしていると、時が経つうちに本来持っていた目的は完全に忘れられる、ということです。

それは例えば、彼らのラジオが、自分たちの部族の周波数にしか合わせることができず、もはや西洋の放送局に合わせられないようなものです。精神を病む人々との違いをラジオで例えるなら、精神病の人はラジオがどの放送局にも周波数を合わせられない状況です。それは、共有された現実にもはや繋がっていない状態といえます。

宗教の宗派がどのように人々を引き入れるのかも、私たちは知っています。同じ宗派の人々は、その宗派の信念を全て受け入れるようになります。人々はもともとそれぞれが持っていた個人的な視点を失い、外部の人々がとるような方法で世界を認識することはなくなります。

セラピストやファミリー・コンステレーションのファシリテーターはクライアントの家族の
フィールドに引き入れられることがあります。

クライアント(そしてその家族)のフィールドに引き込まれたとき、あなたは包括的な視点を失い、クライアントが持ち、それゆえに苦しんでいる、ある同じ盲点を共有します。それだけでなく、クライアントが感じているものと同じ疲労感、絶望感、身の置き所がなく、脆弱になる感覚も感じることがあり、さらにはクライアントの抑鬱も同じように体験します。 

もしあなたのクライアントが追い詰められた状態なら、あなたも同じ状態になります。言い換えると、もうクライアントの助けになれない状況です。バート・へリンガーはこのことを、皮肉をこめて「治療関係にある」と言います。なぜなら心理療法の訓練では、クライアントに深く共感する関係を結ぶよう推奨されるからです。そしてそれは良い治療関係とされています。しかしこの深い共感を伴うコンタクトこそが、セラピストの視野を狭くします。

意識のフィールドと、それによって起こりうる出来事について理解するだけでは十分ではありません。クライアントとワークするときに、自分に起こりうる影響を認識するための、より高度なスキルと、そのような場合に客観性を取り戻すためのスキルを磨く必要があります。それらのスキルは、中級と上級で扱われます。

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