スピリットによる内なる変容

希望が失われ、意味も見いだせないときに、最後に頼れるものはたったひとつです。それは、すべての背後にある大いなる力にひれ伏すことです。その力は、私たちの人生、世界で起きるすべての出来事の背後にあります。それにすべてを委ねることは、平和、平安をもたらします。

ファシリテーターの私たちが、人生、現実、そして現実に起きている事の背後にあるものへの最も深い明け渡しを体現することができれば、クライアントもそれを行うことができるかもしれません。この力とは命の力そのものであり、それ以上の何ものでもありません。

この明け渡し、降伏するということは 自分の内側で為される一歩であり、これまで自分が理解していた世界、領域から別の世界、領域へ移動することを意味します。それによって自分の周りにある現実と自分の関係が変化します。現実で起きていることは今までとまったく同じであるにも関わらず、受け取る自分の側、見方が変わるといってもいいでしょう。そこに在るものを、在るままにそのまま受け取る。バート・ヘリンガーはこれを「内なる動き」、「スピリットの動き」と呼びました。

もしも、私たちがこの動きをすることができるのであれば、自分の、私たちのたくさんのイシューは消えてなくなるでしょう。イシューはもはやイシューではありえないのです。ファシリテーターである私たちが この内なる状態へいざなう道をクライアントへ示すことができれば、クライアントのイシューも質が変わり、消えてなくなるかもしれません。

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