家族システムのバランスが崩れた状態を補うために傾いた船体を元にもどすために、そのような出来事が起きた後から生まれた誰かが必死になって頑張ろうとします。家族システムを守るためにです。家族システムを、命を守ろうという愛からその行動が生まれます。
つまり、後から生まれた誰かが、本来その出来事に関係した人が持つべき負担や罪悪感や責任を引き受けることになります。この状態を『もつれ』または『魂のもつれ』といいます。
『もつれ』または『魂のもつれ』の中にいるその誰
かは、自分の未来の方を向いて生きているのではなく、過去を見ながら生きていることになります。これは無意識に行われているので、本人はまったくそのことに気づいていません。
引き受けている負担や罪悪感や責任のために、自分の人生で何かうまくいっていない状態、問題に悩まされている状態なのです。
そして、残念ながらその助けようとする行為は報われるどころか、さらなる痛みを引き起こします。世代から世代へという負の連鎖が引き起こされるのです。
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