• 子どもは誰かの罪悪感を引き受けます。例えば、家族システム内で自分より前に生まれた誰かが重大な罪を犯したのにもかかわらずその責任を取らなかった場合、その加害者の罪悪感を代わりに引き受けます。

家族システム内の深刻な出来事が「もつれ」を引き起こす最大の原因となります。
例えば：

• 誰かがきわめて重大なことをしたのに、その責任を取らなかった場合
• 誰かが除外されたり、否定された場合
  （すべての家族メンバーには必ず自分の居場所があるのに、それが剥奪されてしまった）
• 誰かが自分だけ、より多く取ってしまった場合
  （与えることと受け取ることのバランスが崩れている、収支が合っていない）
• 子どもが親の役目をしてしまった場合（世代間の秩序、決まりが守られていない）

「もつれ」の結果としてさまざまな問題が現れます。（問題の例を参照してください）

これらのさまざまな問題に共通していることは、子どもの命、活力が「もつれ」の中に閉じ込められているために、それを自分のために充分使うことができないということです。それはまるで未来の方を見ながら生きているのではなく、過去の方を向いて生きているようなものです。
子どもが歳を重ねて大人になってもその状況は変わりありません。